坐骨神経痛で来られたクライアントさんの症例をご紹介します。
Fさんは以前フジサワカイロプラクティックに来られたことのある方から薦められてお越しに頂きました。

Fさんの主な症状は左足のしびれとおしりの痛みです。
特に朝起きるのがつらく、20分以上歩くとおしりから左足までビリビリとしたしびれと痛みが出るとのことです。整形外科でのリハビリも行っていたのですが2ヶ月経っても症状が変わらずにいたので思い切って当整体に来られました。

坐骨神経痛の症例

検査 スタート!

まず坐骨神経痛の痛みが起きている左足とおしりの部分を触診します。
触診すると左足の筋肉に緊張はありません。おしりの表面の方もあまり緊張は感じられませんがおしりの奥の方を触診すると筋肉の緊張が感じられました。
おしりの筋肉の可動域、骨盤の可動域を検査してみるとだいぶ可動域が悪くなっています。

さらにキネシオロジーの筋反射テストを使って調べていくと中臀筋という骨盤を支えているおしりの筋肉がその場を保持してられず弱化する反応があります。
さらに左足の大腿四頭筋にも弱化する反応が出てきました。大腿四頭筋は足の前面の太ももです。
大腿四頭筋に何か問題があると構造的には足を上に上げずらくなったりうまく立てないなどの症状が出てきます。

足へのアプローチ(大腿四頭筋)

始めに大腿四頭筋へのアプローチを行っていきます。
大腿四頭筋に何か問題があったり筋肉の機能低下があると「足を上に上げずらい」「うまく立てない」「膝の痛み」などの症状が出てきます。足のバランスが崩れることで「骨盤のバランスの崩れ」「骨盤の歪み」「坐骨神経痛」も起こります。
キネシオロジーの筋反射テストで大腿四頭筋がしっかり働く刺激として必要なのは身体アプローチによる「神経リンパ反射」という答えでした。

そこで大腿四頭筋に対しての「神経リンパ反射」をアプローチします。その他にも「マッスルエナジーテクニックによる刺激」にも筋反射テストが反応を示したので2つの矯正を行っていきます。
「神経リンパ反射」「マッスルエナジーテクニック」による調整後、もう一度、筋反射テストを使って大腿四頭筋の反応を観てみると今度はしっかりとその場を保持できるよう大腿四頭筋の筋力が復活しました。ここでFさんにも「体の感覚がどう変わったか?」を確かめてもらいます。
すると「足をかばい、引きずって歩いていたのがスラスラ歩ける!」とのことです。

おしりの筋肉と骨盤へのアプローチ

大腿四頭筋を調整後、今度は先ほど緊張があったおしりの奥の方の筋肉を触診してみます。
すると最初に触診した時よりおしりの奥のにある筋肉の緊張がずいぶん柔らかくなっているのが感じられました。
おそらく大腿四頭筋の調整によって坐骨神経やおしりにかかっていた負担が軽減されその結果としておしりの奥の筋肉も柔らかくなったのでしょう。そして骨盤の可動域も最初よりはつっかかる感じが少なくなりました。

ここでおしりの奥にある「梨状筋」「中臀筋」という筋肉に対してアプローチをしていきます。
アプローチの方法は筋反射テストで選んでいきます。出てきた答えは「身体アプローチ」による、「カイロプラクティックによる骨盤矯正」「マッスルエナジーテクニック」です。

まずは、「マッスルエナジーテクニック」で「梨状筋」「中臀筋」をアプローチします。
その後カイロプラクティックによる骨盤矯正で骨盤の可動域を増やします。この時点でだいぶ左側のおしりの痛みは消えたようです。

生体化学アプローチ(ウイルス情報)

左側のおしりの痛みは今のところほとんど感じられなくりました。
ですがまだ左足の方が少しピリピリするとのことです。

キネシオロジーによる筋反射テストを使って、さらに細かく調べていきます。
すると「生体化学」というレベルに対して反応が見つかります。
今度は「生体化学」レベルの何に反応しているか調べていくと「ウイルス情報」という分野で筋肉が反応します。

「ウイルス情報」は坐骨神経痛を抱えている方によく反応が起こる分野でもあります。
「ウイルス情報」とは人間の体内にある神経細胞内に住みついているウイルスの情報のことです。
坐骨神経は人体の中で最も大きく太い神経のため環境的にも「ウイルス情報」がとても住み着きやすい部分と言われています。

そこで「筋反射テスト」を使って坐骨神経からウイルス情報を除去するために必要なハーブを選択していきます。「ウイルス情報」を除去する数種類のハーブの中からFさんの「潜在意識」が答えたのが「セントジョンズワート」というハーブでした。
そこで「セントジョンズワート」を必要な期間だけ摂ってもらうことを説明し、ハーブ摂取後、もう一度来院していただくようにしました。
その後は「もうすっかり痛みとしびれがとれました!すごくおどろいています。ありがとうございます!」とFさんから感謝のお言葉をもらいました。

まとめ

Fさんの場合、左側の大腿四頭筋の機能がうまく働いていない期間が長かったようでそこから骨盤やおしりの筋肉が悪くなったようです。
さらに「ウイルス情報」など「生体化学」のレベルにも問題があったため坐骨神経痛による痛みは体の問題だけではなかったのです。坐骨神経痛などの慢性化した症状の原因は「体の問題」だけでなく「栄養面」や「環境面」など複数の原因が絡んでいることがほとんどです。

今回のFさんの坐骨神経痛のケースではおしりの筋肉、足の筋肉などの「身体」レベルの問題の他に「ウイルス情報」」という「生体化学」レベルが関わっていました。
このようにフジサワカイロプラクティックでは「症状」へのアプローチではなく「症状」を起こす「原因」にアプローチする施術方法を行っています。