肩が痛くて腕が挙がらない

肩が痛くて腕が挙がらなくなったという埼玉県加須市から来院されたSさんの症例をご紹介します。

2週間ぐらいに仕事している最中に肩に違和感を覚えたそうです。

Sさんいわく、ご自身が鳶職をしているため、よく痛むことがあり、毎回、時間がたてばその痛みも自然に治まることがほとんどのため、あまり気にしていなかったようです。

ですが、今回は数日経っても肩の痛みが治まらず、時間が経つたびに痛みが強くなっていき、とうとう腕が挙がらなくなり、仕事にも支障をきたすほどになってしまったためフジサワカイロプラクティックをネットで検索して来院されたのです。

最初、来院された時もかなりつらそうな表情をしていました。

いろいろと問診していくうちに、どうやら首にも何か問題がありそうに感じました。

では、施術をスタートする前に腕の可動域、肩の可動域などをチェックしていきます。

肩が痛くて腕が挙がらない

四十肩、五十肩と同じ肩の痛み

それでは施術をスタートする前に腕の可動域、肩の可動域などをチェックしていきます。

まずは腕をカラダの真横から上に挙げていきます。
すると、ほんの少し挙げただけで可動域のロック(硬さや制限)がすぐに感じられます。

「先生、これなんですよぉ~、これだけでここが痛むんですよぉ!」とSさんが痛みが出る部位を訴えます。

痛みがある部分を確認すると、右側の鎖骨と鳥口突起(うこうとっき)が交わる部分から発生しているようです。

今度は腕を後ろに持っていくと、また同じ部分が痛みます。

この痛んでいる部位と腕の可動域の制限を観てみると、いわゆる四十肩、五十肩といわれる症状です。

Sさんはまだ30代ですが、年齢は関係ありません。
30代でも20代でもなるときはなります。

まさしく典型的な四十肩、五十肩の症状と一緒です。

四十肩や五十肩の場合、発生した直後はかなりの痛みがあります。
そのため、Sさんへの施術も最初から複雑な調整はできないのです。

まずは少しずつ、少しずつやんわり施術していくことにしました。

このような強い痛みを持った方でも体の感覚を重視したソフトな施術方法を行うため、安心して施術を受けることができます。

背中への操体法アプローチ

それではSさんを痛みで緊張させないように注意を払いながら操体法をメインに施術をスタートさせます。

まず、肩の痛みをかばっているせいで、かなり背中が丸くなっています。

「背中をまっすぐ伸ばすのと丸めるのとでは肩はどっちが楽ですか?」と聞いてみると「背中を丸めた方が楽です」との答えが返ってきました。

本来ならばどんな症状の方でもまずは骨盤から観ていきたいのですが、さすがにその検査をする姿勢に持っていくこと自体が困難と判断したため、今回は骨盤から観ていくのではなく、先に背中の方からねじれを取っていくことにしました。

Sさんの場合、背中を伸ばすと肩に痛みが出るため、楽な姿勢は背中を丸めることです。

そこから体を左にねじるのと右にねじるのではどちらがラクか?確かめていきます。

このように体の声と対話して、その人がラクと感じる方向へ体をどんどん向かわせていくのです。 人間はラクに感じる方向や姿勢をとると自然治癒力の働きが向上していくのです。

そしてSさんにとって背中や肩がラクに感じる姿勢を少しの間、保ってもらいます。

ラクな姿勢を保っている間、この姿勢の感覚を十分に味わってもらっても構わないですし、何も考えずにその姿勢をとってもらっても構いません。

では、元の状態に体を戻し、腕の可動域がどのくらい変化したのか?を確認してみます。

すると、腕を持った瞬間からスッーと腕がスムーズに挙がるのが確認できます。

「うわっ!腕を持ち上げた瞬間にラクになっているのが分かりました!」

Sさんびっくりしたご様子です。

「すげ~っ、腕がここまで挙がるよ!」と言いながら、私の前で腕を回して下さいました。

フジサワカイロプラクティックではその場で自然治癒力の働きを感じられる不思議な手技でおカラダを調整していきます。

ここで「まだまだいけそうだな!」と感じたため、今度は首の調整をしてみます。

首への調整

今度は施術ベッドの上で上向きになって寝てもらいます。

左右どのくらい首が回るか?首の筋肉のつっぱり感を意識してもらいながらSさんに首を左右に動かしてもらいます。

すると、どちらの首も真横までは曲がらず、左側に顔を持っていくと特に首の張りと感じるとのことです。

では、首の緊張を緩めるアプローチを行っていきます。
両側の耳たぶにゆっくりとした心地よく感じる刺激を入れていきます。

実は耳たぶにはたくさんの副交感神経という体をリラックスさせる神経が多く支配しています。

耳たぶを刺激するとその近くにある首や頭の筋肉がリラックスした刺激を感じ、緩んでくるのです。

ここでもう一度、首の左右差を比べてもらいます。
すると「うわっ!緩んでるのが分かる!曲げやすくなりましたよ!」との声をいただきました。

その後、触診しながら首の筋肉の緊張がとれていることを確認し、再度、肩の痛みと腕の挙がり具合を確かめてもらいます。

「全然大丈夫です!うわっ~、すげぇ~!もっと早く来ればよかった」とおっしゃっていました。

肩が痛くて腕が挙がらない原因は首と背中のねじれ

その後のSさんですが、次回のご予約は入れていかなかったですが「先生、また何かあったらよろしくお願いします!本当助かりました!」と礼儀正しくうれしいお声を聴かせていただきました。

おそらく、1回の施術でほぼ改善したのでしょう。
本当によかったです。

また痛くなったら来てくれる方ですね(笑)

本来ならそうなる前にSさんにたくさんのセルフケアを教えたかったのですが、次回また何かあってご来院されたときにでも私も余裕を持っていろいろとお伝えしていこうと思います。

今回のSさんの肩の痛みと腕の挙がりづらいという症状はどうやら慢性的なクセや疲労から来ているのだと思います。

今までだましだましやってこられたものが爆発して痛みという症状となって現れたのでしょう。

背中への操体法、首のリンパアプローチの2種類を行ってここまで改善したため、原因は首と背中のねじれにあったのだと思います。

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