上を向くと首が痛む

上を向くと首が痛いという地元古河市から来院されたTさんの症例をご紹介します。

Tさんは前々から顔を挙げると首に痛みというより何かつっかえた感じの違和感を感じていたそうです。

それも最近ではなく、何年も前からのようです。
その違和感を感じるきっかけとなったのが首を寝違えを起こしてからとのことです。

しかし、数日も過ぎるとその痛みも治まり、首も横に違和感なく曲げられるようになったのですが、どうやらその辺りからカラダが疲れてくると首の真ん中あたりから「じわ~っ」とした重さやつっかえている感覚が出てくるようになったのです。

その違和感もカラダの疲れを感じていない時はないのですがカラダに疲れを感じてくるとその感覚が出てきます。

今回、フジサワカイロプラクティックへ訪れたのはその首の違和感がここ何週間も抜けず、ついには顔をあげたり、上を向く動作をすると首が痛くて出来ないまで症状が出てきたため来院されました。

特に困っている動作は飲み物を飲むときに首を上に挙げるのが痛くてつらいとおっしゃっています。

上を向くと首が痛む

検査・動作確認

それでは、Tさんの首の可動域や動作の確認を行っていきます。

まずは首のどこら辺に違和感を感じるか?チェックしていきます。

首が痛むところまで顔を挙げて、頭を後ろに倒してきてもらいます。
すると、ちょっと顎が上に浮くぐらいの角度で痛みが出てきています。

痛みがある部分をご自身の手で触ってもらいます。
すると、だいたい頸椎4~5番あたりで痛みがあるようです。

次に顔を左右ともに横に曲げてもらうと、こちらはすんなり曲がりますが、これ以上首が曲がらないという限界地点まで達すると左右ともに首に痛みが出てきます。

さらに、肩の方も硬さがあるように感じましたので、真横から腕を上に挙げてもらい、腕や肩の動作確認も行ってみます。

すると、左はかなり腕を挙げられるのですが、右側の腕は徐々に上に挙げてくるに従い、首に違和感が出るのと腕の挙がりにくさが確認できました。

背中もかなり猫背気味になっています。

背筋を伸ばそうとする動作も首に痛みが出てくるようで、背中を丸めていた方が楽だということです。

それではここからカラダと心の声と対話する施術を始めていきます!

背中へのアプローチ

まずは、背中からアプローチをしていきます。

背中をまっすぐすると首に痛みが出るとのことなので、まずはカラダの大きなウエイトを占めている背中のねじれを整えていきます。

背中のラクな状態はTさんの場合、丸めること。

そこから背中を左右に曲げてもらい、どちらがラクか?調べていきます。
そうすると、左に曲げた方がやりやすいし、首の違和感もないようなので、背中を丸めた状態から左へ曲げていきます。

今度は右の肩をほんの少しだけすくめるように挙げてもらいます。

この姿勢を数十秒間、味わってもらいます。

この姿勢はTさんの背中のねじれをより強調させた姿勢でもあり、ラクな姿勢でもあります。

この姿勢を数十秒間保つことで「これ以上背中を悪くしていけない!」という脳の防衛反応が働き、自然治癒力が高まってくるのです。

しっかり味わったところで背中を元の位置へ戻してもらいます。
そして、もう一度背中を反らせてもらい、背筋をまっすぐする動作を行ってもらいます。

すると、背筋を伸ばすと首が痛かった感覚に変化が出たようです。
「あれ?まっすぐできる!まだ、痛いけどつっかえた感じがなくなってますね!」

痛みはまだあるようですが、つっかえた感じがなくなり、背筋を伸ばすことが出来るようにはなりました!

でも、ここまで変化が出れば成功です。

背中を右に捻ってみても最初よりも痛みの度合いがすくなっていて動きもスムーズになりました。

右側の肩や腕を横へ挙げる動きも調べてみます。

すると、腕の挙がりにくさから感じる硬さもなくなり、スムーズに挙がるようになりました。

首へのアプローチ

背筋を伸ばせるようになったところで今度は首のアプローチを行っていきます。

ここでもう一度、首がどこまで上を向けるか動作確認をしてみます。

背中のアプローチをする前とした後では首を上に向く可動域が少し広がりました。
もっと変化が出せるように首を直接調整していきます。

首も背中の調整の時と同じくラクな方向を探していきます。

Tさんの首のラクな方向は、首を下に下げ、左に向くことでした。
では、さっそくその状態を数十秒間保ってもらいます。

当整体院では患者さん本人がラクと感じる状態を探しながらお体を調整していくのです。

ラクな状態を患者さん自身の感覚でしっかり味わうと自然治癒力が高まってくるのです。

Tさんに数十秒間、首のラクな方向をあじわってもらったところで、元の位置へ戻してもらいます。

そして、もう一度首を上に挙げてもらいます。

「おおっ!さっきよりも痛くない!だいぶ上を向けられますね!」
またまたすぐに変化が出たようです。

「でも、ま~だ奥の方に痛みがあるなぁ~、すごい痛みじゃないけど・・・」
Tさんいわく、奥の方に核となっていた痛みがまだ残っているとのこと。

しぶといですね(笑)

そこで、痛みがあるという部分を指で押さえて、もう一度曲げてもらいます。

「押さえると痛くない!大丈夫です!」
このような返事が返ってきました。

ここで、痛みがある部分を押さえながら何回か首を上に曲げて元に戻してという動作を行ってもらいます。

その後、指で痛みのある部分を押さえないでもう一度、首を上に曲げて来てもらいます。

「あら~、さっきよりも全然痛くない!ほんの少し痛いくらい!すごいなぁ~」

このようなお言葉をいただきました。

その後の様子

その後のTさんですが1回の施術でかなり改善されました。

まだ少し残っている痛みは1回の施術でたくさん刺激を入れてしまうと逆に悪化する可能性もあることをお伝えし、何回か通院してもらうことを提案しました。

Tさんは1回で長い間気になっていた首の感覚がここまでスッキリしたこと、痛みが軽減したことに感動し、次回のご予約を取って行かれました。

通院3~4回で痛みはなくなり、自宅でのセルフケアもお教えしました。

今では以前のように疲れてくると出てくる首の違和感もなくなり、上を向きながら飲み物も飲めるようになりました。

今回のケース、施術5回目以降の痛み改善後、首の違和感に対して横ばいの結果になることが何度か続き、苦戦しました。

しかし、Tさんの懸命なセルフケアの実行と前向きな性格のおかげで通院を途中でやめることなく、最後にしっかりと結果を出せました。

感謝いたします!

本当に最後は術者である藤澤も「えっ?」という調整で首の違和感が消えたことに驚いています。

それは足からの筋膜への調整です。
最後はこれを行って違和感がなくなったのです。

Tさんのケースでいろいろと勉強になったこともあり、大変貴重な体験、臨床経験を積ませてもらいました。

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