TREATMENT PHILOSOPHY
症状だけを見るのではなく、
なぜその状態になったのかを考える。
腰が痛ければ、腰に施術をする。肩がこっていれば、肩をほぐす。 それで楽になることもあります。 しかし、同じ場所に何度も症状を繰り返している場合、 本当にその場所だけを見ていればよいのでしょうか。
症状がある場所だけを見ない理由
痛みや不調を感じる場所は、とても重要な情報です。
ただし、症状が現れている場所と、その場所に負担をかけている背景が、 いつも同じとは限りません。
例えば、腰の筋肉が緊張しているとしても、腰だけに問題があるとは限りません。
股関節が十分に動かないために、腰が代わりに動き続けているのかもしれません。 足首の動きが低下し、歩くたびに腰へ負担が伝わっている可能性もあります。 呼吸が浅く、横隔膜や肋骨周辺の動きが小さくなっていることが、 体幹の緊張に関係しているかもしれません。
この場合、腰の緊張は「原因」ではなく、 身体がバランスを保とうとした結果として生じている可能性があります。
だから当院では、症状のある部分を確認したうえで、その周囲や全身との関係を考えます。
「どこが悪いのか」を急いで決めるのではなく、 「なぜ、ここに負担が集まったのだろう」 という問いから施術を始めます。
身体を一つのつながりとして考える
人の身体は、骨、筋肉、関節だけでつくられているわけではありません。
神経、血管、リンパ、内臓、頭蓋、硬膜、横隔膜、筋膜など、 さまざまな組織が影響し合いながら働いています。
それぞれに名前はついていますが、 実際の身体の中で完全に切り離されているわけではありません。
筋肉は筋膜に包まれ、筋膜は周囲の組織へ続いています。 内臓も膜によって支えられ、横隔膜や背骨、骨盤周辺の組織と関係しています。 頭蓋から脊柱管内へ続く硬膜は、背骨や仙骨とのつながりを持っています。
呼吸をすると、胸郭だけでなく、横隔膜、腹部、骨盤周辺も動きます。 歩くときには、足だけでなく、骨盤、背骨、胸郭、腕も連動します。
一つの場所の動きが小さくなれば、別の場所がその動きを補わなければなりません。
その補いが短期間であれば、身体はうまく対応できます。 しかし、同じ補い方が長く続くと、 頑張り続けている場所に痛みや緊張が現れることがあります。
原因を決めつけず、検査を重ねる
「腰痛だから骨盤が歪んでいる」
「肩こりだから姿勢が悪い」
このように、症状の名前だけで原因を決めることは簡単です。
しかし、同じ腰痛でも、その背景は一人ひとり異なります。
仕事で長時間座っている方と、立ち仕事をしている方では、身体の使い方が違います。 過去に足首を捻挫した方と、腹部の手術を経験した方でも、 身体が補ってきた経過は異なります。
そのため当院では、最初から原因を一つに決めつけません。
問診でこれまでの経過をうかがい、立ち方や動き方を確認し、 関節の動き、筋肉の働き、組織の弾力、呼吸などを一つずつ確かめていきます。
一つの検査結果だけで判断するのではなく、 複数の情報がどのようにつながっているかを考えます。
検査で得た情報と、患者さんが感じている症状や生活背景がつながって初めて、 施術する理由が見えてきます。
一つの施術法だけで身体を見ない
フジサワカイロプラクティックでは、 カイロプラクティック、オステオパシー、ガンステッドテクニック、 キネシオロジーなどを学んでいます。
これは、たくさんの技術を見せるためではありません。
一つの考え方だけでは、複雑な身体のすべてを捉えきれないことがあるからです。
身体をどう見るか
オステオパシーから学ぶこと
オステオパシーからは、身体全体を一つの単位として捉える考え方を学びます。 症状のある部分だけでなく、筋骨格系、内臓、膜、循環、神経などの関係を見ながら、 身体全体のまとまりを考えます。
どこに施術するかをどう判断するか
ガンステッドから学ぶこと
ガンステッドテクニックからは、施術の前に分析することの重要性を学びます。 単に関節を鳴らす方法ではありません。 どの部分に、どの方向から、なぜ施術するのかを検討し、 必要な部分を見極めるための分析体系です。
身体だけでは説明できない背景をどう考えるか
キネシオロジーから学ぶこと
キネシオロジーからは、身体の構造だけでなく、 生化学、精神、環境なども含めて評価する視点を学びます。 筋肉の反応は検査方法の一つですが、筋反射だけがキネシオロジーではありません。
技術を組み合わせることが目的ではありません
これらを決まった順番で組み合わせ、全員に同じ施術を行うわけではありません。
先に技術を決めるのではなく、検査によって身体の状態を考え、 その方に必要だと判断した方法を選択します。
骨盤を整えることを目的にしない理由
整体やカイロプラクティックというと、 「骨盤の歪みを整える」というイメージを持つ方も多いと思います。
しかし、骨盤だけが理由なく歪んだり、不安定になったりするわけではありません。
足首や股関節の動き、背骨や肋骨の状態、呼吸、横隔膜、腹部の緊張など、 さまざまな影響を受けながら、骨盤は身体全体の中で位置を変えています。
例えば、右足に体重をかけにくければ、身体は左側へ重心を移すかもしれません。 その結果として、骨盤の高さや向きに左右差が現れることがあります。
このとき骨盤だけを元の位置へ戻そうとしても、 右足に体重をかけにくい理由が残っていれば、 身体は再び同じバランスへ戻ろうとします。
骨盤は身体の中心にある大切な場所です。 だからこそ、骨盤だけを切り離して見るのではなく、 全身とのつながりの中で考える必要があります。
施術の意味を説明する
腰が痛いのに、足やお腹、肋骨、首などを確認することがあります。
そのようなとき、何の説明もなければ、 「なぜ腰ではない場所を触っているのだろう」と不安になるのは当然です。
だから当院では、できる限り、検査で分かったことや施術する理由をお伝えします。
ただ「ここが硬いですね」と伝えるのではなく、 なぜ硬くなったと考えられるのか、その状態が症状とどのようにつながるのか、 何を目的に施術するのかを、患者さんがイメージできる言葉に置き換えて説明します。
もちろん、身体は複雑です。 すべてを一度に説明できるわけではなく、 検査だけですべてを断定できるわけでもありません。
それでも、分かっていること、考えられること、 まだ判断できないことを整理してお伝えすることはできます。
理解することが、身体を見直すきっかけになる
施術を受けて一時的に身体が楽になっても、 日常生活の中に同じ負担が残っていれば、 再び同じ状態を繰り返すことがあります。
しかし、自分の身体で何が起きているのかが理解できると、 日常生活の見え方が変わります。
「長く座ること」そのものではなく、 座っているときに片側へ体重をかけ続けていたことに気づくかもしれません。
姿勢を無理に正そうとするより、 呼吸が浅くなっていることや、 同じ姿勢を続けていることに気づくかもしれません。
症状を怖がるだけではなく、 「身体が負担を知らせてくれているのかもしれない」 と捉えられるようになるかもしれません。
理解できれば、必要以上に不安にならず、自分にできることを考えられます。
当院にとって説明は、施術のおまけではありません。
BRAND PHILOSOPHY
理解=腑に落ちる
「なるほど、だからそうだったんだ。」
施術者が身体を理解しようとすること。
そして、その理解を患者さんにも分かる言葉でお伝えすること。
この二つを重ねていくことが、 フジサワカイロプラクティックの施術の中心にあります。
学び続けることも施術の一部
人の身体は、一つの理論ですべてを説明できるほど単純ではありません。
同じ症状でも、年齢、生活、仕事、過去のけが、手術歴、 精神的な負担などによって、身体の状態は異なります。
だからこそ、施術者が「もう分かった」と思った時点で、 見えなくなるものがあると考えています。
解剖学や生理学を学ぶこと。 伝統ある施術体系を学ぶこと。 実際の身体に触れ、検査結果と変化を照らし合わせること。 自分の判断が正しかったのかを振り返ること。
これらを繰り返しながら、少しずつ身体への理解を深めていきます。
施術年数が長くなったから完成するのではありません。 経験を重ねるほど、分からないことや、 さらに学ばなければならないことが見えてきます。
当院が目指している施術
フジサワカイロプラクティックが目指しているのは、 症状を追いかけ続ける施術ではありません。
- 症状のある場所だけで判断しないこと
- 身体全体のつながりを考えること
- 原因を最初から決めつけないこと
- 検査によって得られた情報を一つずつ整理すること
- 必要な場所に、必要な刺激を選ぶこと
- 施術の意味を患者さんに分かる言葉で伝えること
- 分からないことを残したままにせず、学び続けること
身体を無理に理想の形へ当てはめるのではなく、 その方の身体がなぜ今の状態になったのかを考えます。
そして、身体が本来持っている調整する力を妨げているものは何かを探し、 その力が働きやすい環境を整えることを目指します。
施術者が治すのではなく、身体が変わるきっかけをつくる
施術者が患者さんの身体を一方的に治すわけではありません。
身体には、環境の変化に適応し、傷ついた組織を修復し、 バランスを保とうとする働きがあります。
施術で行うのは、その働きを邪魔している可能性のある緊張や動きの低下を見つけ、 身体が変化しやすくなるきっかけをつくることです。
だから、強い刺激を加えればよいとは考えていません。
身体の状態を確認し、その方が受け取れる刺激を考えながら、 必要以上のことを行わないことも大切にしています。
施術者と患者さんのどちらかが上なのではなく、 同じ身体について一緒に考えていく関係を大切にします。
すべての施術は、理解することから始まります
症状を理解するためには、その場所だけでなく、 身体全体を見る必要があります。
身体全体を理解するためには、骨格、筋肉、神経、内臓、膜、呼吸、 生活背景など、さまざまな視点が必要です。
そして、得られた情報を患者さん自身にも分かる形でお伝えして初めて、 施術の意味が共有できます。
理解すること。
腑に落ちること。
それが、フジサワカイロプラクティックの施術哲学です。
完全予約制
ご予約・お問い合わせ
施術について分からないことや、ご来院前に確認したいことがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
受付時間火・木・土 9:00~20:00
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