どこの整体に行っても改善しない方ほど原因は違うところにある

慢性症状に特化した整体

多くの整体・カイロ院では筋肉を揉む、ストレッチで伸ばす、筋膜リリース、関節矯正など、いわゆる筋骨格系へのアプローチが主体だと思います。
筋肉の緊張だったり関節可動域の減少によって痛みが起きているのが原因であればそれだけでも改善します。

もちろん筋骨格系のアプローチはとても重要です。
ですが、同じ腰痛などの痛みでも原因は人それぞれ違います。
様々な整体・カイロ院で筋肉をほぐし関節を矯正しても、なかなか症状が改善しない方ほど原因は筋骨格系以外にあります。

10代~20代など年齢が若ければ若いほど関節矯正や筋肉を強く揉んだりストレッチするなどの多少アクロバットなアプローチでも症状は改善します。
その理由は年齢が若いほど筋肉量もあり水分量も多くコラーゲン繊維も豊富なため、関節可動域の硬さと筋肉の緊張を緩めるだけでも症状は抜けやすくなり、それだけで筋骨格系がカラダをしっかり支えられるようになるため改善しやすいのです。

30代以降は筋肉・関節アプローチだけでは不充分

30代以降から年齢があがるにつれ、筋肉の硬さや関節の動きを調整するだけでは不十分になり、なかなか改善しづらくなっています。

その理由の1つとして、若い人よりもコラーゲン繊維、筋肉量、筋肉の水分量が減少しているため、筋骨格系のアプローチだけでは老廃物が抜けにくくなっており筋肉の硬さや関節の可動域の悪さだけでなく他の原因による影響で支障をきたしている割合の方が多くなっているためです。

「以前通っていた整体院ではどんなやり方を受けていましたか?」と聞いてみると、そのほとんどが筋肉のほぐしや筋膜調整、関節矯正のほぼ一択です。
そのためクライアントさんの筋骨格系の部分は他の整体・カイロ院で散々いじられており、それでも症状が良くならないのは他の原因が大きなウエイトを占めている可能性が高いわけです。

原因は自律神経系のアンバランス

年齢が若い人ほど筋骨格系へのアプローチだけでも十分に改善可能ですが、年齢があがるにつれ、原因は筋骨格系だけでなくもっと複雑になっています。

その原因のほとんどが自律神経のアンバランスであり、筋骨格系のアプローチだけでは自律神経系への介入には充分とは言えません。
自律神経作用の1つであるカラダを興奮させる働きの交感神経が過剰になることで筋肉の緊張、血流障害、内臓の働きの低下、頭蓋骨リズムの乱れ、硬膜の緊張などが起きています。

過剰なストレス(負荷)によって自律神経のバランスが崩れる

様々なストレス

ストレスと聞くと精神的なことが思い浮かぶでしょうが、それ以外にもカラダにとって過剰な負荷がかかる場合もストレスになります。

つまり、精神的なストレスの他にも慢性的な疲労の蓄積、昼夜逆転生活、寝不足、食のアンバランス、無理な姿勢で重い荷物を運ぶ、無理な姿勢での長時間労働、腸内環境、重金属、電磁波、気圧など、肉体的ストレスをはじめ、精神、栄養、環境面など様々なストレスによって耐えられなくなった時に自律神経はバランスを崩します。

痛み・不調は脳とカラダからの危険信号

脳とカラダからの危険信号

自分自身では処理できないほどのストレスがかかった時これ以上無理!というリミッターをかける役割が、痛み・不調であり脳とカラダからの危険信号です。

危険信号のシグナルがかかると自律神経の中の交感神経というカラダを緊張・興奮させる神経が過剰に働くことで脳が戦うか逃げるか?のサバイバル脳になり、呼吸が浅くなる、筋肉が硬くなる、血流が悪くなる、内臓の分泌物が少なく働きが悪くなります。

そうなるとカラダ全体の結合組織の動きが悪くなるため、ファシア(膜)から老廃物や毒素が抜けにくくなり、発痛物質であるブラジキニンが産生され、それを脳が認識することで慢性的に痛み・不調を感じるようになり自然治癒力の働きが低下していきます。

これがレントゲンなどの画像診断や病理的、西洋医学的な範囲では分からない慢性症状の正体です。

交感神経が過剰になった状態はカラダだけではなくイライラしたりすることが多くなるなど精神面にも影響が出てきます。
なので交感神経が過剰になった状態を断ち切らなくてはなりません。

自律神経を正常化させ自然治癒力本来の働きを取り戻す

自然治癒

フジサワカイロプラクティックの目的は自然治癒力の働きを本来の状態へ戻すことです。
腰痛・肩こりなどによる痛み・不調など何らかの慢性症状が起こる原因は自然治癒力の機能が低下していることで起きています。
慢性症状の改善には自然治癒力の働きをジャマする本質的な要因である交感神経の過剰な働きを正常に整えることが必要です。

交感神経の過剰な働きを深い部分から抑制させ、ファシア(膜)に溜まっている老廃物・毒素が抜けやすくする環境を整えるために当院では筋骨格系のアプローチ以外に内臓・頭蓋骨・硬膜の緊張・ファシア(膜)・リンパ・脈管系・神経など、より細かくより繊細な部分まで介入していくための整体手技を行います。

カラダ全体の過緊張を緩めることで交感神経過剰な状態を抑制させ、自然治癒力が本来の正常な働きになるためのお手伝いをさせていただきます。

当院はカイロプラクティックという屋号を掲げていますが、カイロプラクティックだけに限らず、オステオパシー、操体法、キネシオロジーといった整体手技やホメオパシー、フラワーレメディなど手技以外の自然療法・セラピーも取り入れ【身体-生化学-精神-環境】など、グローバルな観点から全体バランスを整えていきます。

慢性症状のメカニズムと改善に向かうまでの過程

慢性症状の原因は1つだけではなく複数の問題が絡み合っています。
各組織で起きていることを分かりやすくまとめてみました。

  1. カラダの各組織に何らかの過剰なストレスがかかることで動きが悪くなる

  2. ・筋肉ならコリ・張りが起こり硬くなる
    ・骨格なら可動域の幅が狭くなる
    ・頭蓋骨なら脳脊髄液の循環が悪くなる
    ・内臓なら分泌物が少なくなり動きが悪くなる
    ・リンパ脈管系なら血流の流れが悪くなり酸欠状態になる
    ・膜(ファシア)に高圧になり毒素が溜まる ・神経系なら情報伝達率が悪くなる

  3. そうなると硬膜が硬くなり交感神経の過緊張が起こり、脳へのストレスが高まる

  4. その結果としてカラダに表れたのが慢性的な痛み・不調

手技によるアプローチは各組織の動きが悪くなっている部分を見つけ出し、動き・滑走性を出していくことです。 動き・滑走性を出すことによって自然治癒力の働きをジャマしている要因を取り除いていきます。

  1. 手技により硬くなっている各組織に対して動き・滑走性を出して緊張を緩めることで…

  2. ・過緊張している交感神経が抑制される
    ・筋肉のコリ・張りが柔らかくなる
    ・関節可動域の幅が拡がる
    ・内臓の動きが良くなる
    ・脳脊髄液の循環が良くなる
    ・血流の流れが良くなり老廃物が流れやすくなる
    ・膜(ファシア)から毒素が抜け柔らかくなる
    ・神経系の情報伝達率がよくなる

  3. 自然治癒力の働きをジャマする要因がなくなることでカラダの各組織がリラックス状態に向かう

  4. その結果として慢性的な痛み・不調が改善される

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