左右に首が曲がらない

左右に首が曲がらなくて来院されたYさんの症例をご紹介します。

Yさんは朝起きた時、突然、首が痛くなっていることに気がつきました。

寝違いのように左右に首を動かすことができません。

しかし、寝ている顔の向きは横ではなく、まっすぐ向いていたのに寝違いのような首の痛みを起こしてしまったようです。

少しでも早く首を横へ動かすとズキン!とした鋭い痛みが走ります。

お仕事で車を運転することが多いようで首が痛くて横に曲げられないとなると、仕事にも支障をきたすということで来院されました。

ではYさんの首の痛み度合い、可動域や動作を確認していきます。

左右に首が曲がらない

検査・動作確認

まずは首が曲げられる範囲を左右確かめていきます。

そうすると左右とも少し横へねじっただけで首から肩へ痛みが走ります。

腕上げ検査も腕はほとんど挙がらず、背中も首の痛みのせいかかなり丸くなっているように感じました。

首の左右の動きに痛みがあるため、どの可動域・動作確認を行っても制限があるように感じます。

ということで首を左右曲げた時に走る激痛の軽減と可動域を広げていく施術を行っていきます。

骨盤へのアプローチ

まず先に骨盤へのアプローチを行っていきます。

なぜ骨盤なのか?

臨床症例で何度も書いてあるように骨盤と頭蓋骨には深い繋がりがあります。

そのつながりから骨盤のねじれや歪みも首への影響が出ることも充分に考えられるのです。

骨盤や足は建物で言うなら基礎の部分にあたります。 その基礎となる部分に歪みやねじれが生じていればその上にあるものも当然ながら歪んでくるのです。

このようなことから、直接、首をアプローチする前に、まずは骨盤の調整を行っていくのが順序なのです。

骨盤へのアプローチは理学操体のIポジションを使って行っていきます。

Iポジションとは足を曲げ、曲げた側の足に体を捻り、反対側の足を外側に伸ばしていきながら骨盤のねじれや歪みを整えるやり方です。

もちろんYさんにもIポジションをやってもらい、骨盤のねじれや歪みに対してアプローチしていきます。

そして充分に心地よさを感じて頂いたところで、もう一度、首を左右に動かしてもらい、可動域の検査を行います。

すると「うゎ!曲がる!」
「なんで首が曲がるんだろう?すご~い!!」

骨盤のねじれや歪みを整えただけですが、もうこの瞬間から首が左右に曲がるようになりました。

フジサワカイロプラクティックでは痛みの原因は直接痛みが起きているところが原因とは考えていません。

本当の原因は意外と痛みが起きている部分から離れている部分から起きていることも多くあります。

そのような根本原因はどこにあるか?
その方のカラダの声と対話して教えてもらうのです。

それがフジサワカイロプラクティックの根本的アプローチであり施術方法であります。

肩のリンパへのアプローチ

骨盤調整後、首が左右に曲がるようになっただけでなく、腕を上に挙げる動作もだいぶラクになり、耳元近くまで挙がるようになりました。

痛みも大幅に減少しました。

しかし、首の動きは良くなりましたが、肩自体にものすごいコリが左右あります。

その部分を押したりさわったりするとYさんは顔を歪めて「痛い!」とおっしゃっています。

どうやら肩のリンパがうまく循環していないようです。

このリンパの流れを良くすれば左右のコリもだいぶ柔らかくなるはずです。

Yさん自身にも左右の肩のコリがある部分を触ってもらい、コリの硬さや痛みの度合いを確認してもらいます。

では、肩のコリに対してアプローチしていきます。

肘を内側に曲げて首から肩にかけてやさしくリンパを流していきます。
その間、腕はブラブラ揺らすように操作してしていきます。

時間にして10~15秒を左右の肩に行っていきます。

これで施術完了です。

では、Yさんにはもう一度、左右の肩のコリや痛みがあった場所を触ってもらいます。

「えっ~~~!痛くないです(笑)さっき皮膚が硬く感じたけど、今柔らか~い!」
かなりびっくりされたようです。

「肩のリンパを流したんですよ!それだけでもこんなに変わるんです!」とお伝えすると、
「え~!じゃあそれだけリンパの流れが悪くなってたんですか?」とYさん

「そうです!肩は他の骨と違って浮遊骨と言われ、他の骨とは違った構造をしています。だからリンパも滞りやすいのです」と他にも細かいことまでご説明しました。

肩のリンパを流したおかげで肩コリや張りはだいぶ柔らかくなっています。

ここでもう一度、お顔を左右に曲げてもらいます。

「真横まで曲げられます!信じられない(笑)」

骨盤と肩のリンパを流しただけで左右に首が曲がらないというYさんの症状はこれでだいぶ改善されました。

原因と予防方法

Yさんの左右に首が曲がらなくなった原因はどうやら骨盤のねじれと肩のリンパにあったようです。

特に骨盤のねじれが大きく関わっていました。

では、なぜ骨盤がねじれてくるのでしょうか?

それは、どんな歪みやねじれでもその人のカラダの使い方やクセによっておこるのです。
だからその人のカラダの使い方によって同じ症状でも原因はそれぞれなのです。

では、そのようなカラダの使い方やクセからねじれや歪みを起こさなくさせるにはどうしたら良いのでしょうか?

それは日頃からお体のお手入れをすることがとても重要なのです。

そのために当整体院ではセルフケアをお教えしています。

セルフケアを行うことによってカラダの歪みやねじれをリセットさせるのです。

痛みはすぐには起きません。
日頃の疲れや歪みねじれが自分で処理しきれなくなると「痛み」という信号として脳に送られ、痛みを感じるようになるのです。

このような状態になる前に少しでもご自身でお体をケアしておいた方が良いのです。

毎日しっかりセルフケアを行うことでその日のクセや歪みもリセットされます。

そうやってご自身のお体をケアしていくことがとても重要なのです。

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