産後の股関節の痛みからの骨盤矯正

産後の骨盤矯正を受けに来たHさんの症例をご紹介します。

Hさんは産後から2ヶ月以上経っています。

産後すぐのころはあまり違和感がなかったのですが最近、股関節が痛くなり、その痛みが日に日に増してきたそうです。

ご自分で「これは産後の骨盤の歪みかな?」と思い、整体で骨盤を調整してもらおうと来院しました。

産後の骨盤矯正

検査・動作確認

では検査していきます。

前屈、後屈の両方を行ってもらいます。
すると、前屈・後屈ともに股関節に違和感が現れます。

特に後屈の方が違和感が強く出ます。

他にも骨盤や骨盤周辺における可動域の検査、筋力検査を行いました。
その結果、左側の股関節の動きの制限、内転筋の弱化などが見つかりました。

後はHさんご自身が気にしていることとして出産後、下っ腹のふくらみがとれないとのことでしたので、骨盤の調整と合わせてそちらの方も施術していきたいと思います。

上下左右の骨盤へのアプローチ1

まずは先に骨盤の左右のねじれを整えていきます。

Hさんに体を左右にひねってもらい、どちらが心地よく感じられるか?確かめていきます。
そしてHさんのお体が心地よく感じられる方向が見つかったら、しばらくその体勢をとってもらい、心地よく感じる感覚をしっかりと味わってもらいます。

その心地よい感覚を骨盤だけでなく股関節にも感じてもらいます。

骨盤、股関節に心地よい感覚を充分に味わった後は、痛みの度合いの変化や動作確認を行ってもらい、どのくらいお体の感覚が変わったのか?確かめてもらいます。

ではHさんにはもう一度、左右にお体をねじってもらいます。

「あっ!さっきよりもスムーズです!」

どうやら動きの制限がとれ、左右差なくどちらもスムーズにお体をねじれるようになりました。
この結果は左右に骨盤のねじれが施術によって整った証拠です。

次に、大腿四頭筋、ハムストリング筋、仙腸関節へのアプローチから骨盤の上下の歪みを整えていきます。
大腿四頭筋とは足の前面部分、股関節から膝までにまっすぐつく筋肉で足を挙げるときに使う筋肉です。

この筋肉が硬くなっていたりすると股関節にも痛みなどの症状が起こります。

股関節に痛みがある側の大腿四頭筋の状態を調べてみると、案の定、問題が出てきました。
大腿四頭筋の検査にはキネシオロジ―による筋反射テストで状態を調べました。

股関節の動作確認をしても膝を曲げて足を曲げていく動作にも制限がありました。

大腿四頭筋の筋肉の付け根は股関節にあります。

この股関節に付着する大腿四頭筋の付け根が内側にねじれていると、足を曲げていく動作に制限が出てくるのです。

さっそく内側にねじれている大腿四頭筋を外側に持っていき、ねじれを取り除く調整を行います。
大腿四頭筋の付け根をしっかりと持ち、外側にチョン!と持っていくだけです。
時間にしてほんの数秒、痛みもなくほとんど触れているだけのソフトな調整です。

施術後、もう一度、足を曲げてきてもらうと今度はすんなり曲げられるようになりました。

筋反射テストを行っても今度はしっかりと保持できるようになっています。

股関節の痛みがある反対側の筋肉も調べてみます。
反対側はハムストリング筋という裏太ももの筋肉に問題があります。

ハムストリング筋には操体法を使い、調整していきます。

このようにして両側の足の筋肉を整えることで上下の骨盤が整うのです。

調整後、Hさんにもう一度、前屈・後屈を行ってもらいます。

すると「あっ!どっちも違和感無い!」
良い結果が出たようです。

Hさんにはさらに今の変化を体感してもらうため、股関節の違和感や痛みが出る様々な姿勢を取ってもらいましたが、どれも違和感なくスムーズに行えました。

屈伸を何回やっても違和感なくできています。

上下左右の骨盤へのアプローチ2

この段階で産後の骨盤のねじれや歪みはほぼ改善されています。

今度は産後、Hさんが気にしていた下っ腹が出ている部分を調整していきます。

産後、下っ腹が出るのは出産によって今まで赤ちゃんがいた部分にスペースが空き、そこに胃や腸などの臓器が下がってきたことが考えられます。

そこで下っ腹をすっきりさせるために、下にさがってきたと考えられる臓器を上に挙げていく調整を行います。

まずHさんに自分のお腹周りを触ってもらい、現在の状況や感覚を認識してもらいます。
Hさんには深呼吸をしてもらい、息を吸って、吐いてを繰り返してもらいます。

調整は下っ腹から上に向かって手のひらを使い、息を吐いている時にお腹全体をグッ~~と挙げていきます。

人によってはお腹を押されたときに鈍い痛みを感じますが、何度か押していくうちに徐々に硬さがとれ、痛みが和らいできます。

このような調整を何度か行い、お腹に柔らかさやへこみが感じられたところで施術終了です。

では、Hさんにお腹周りをもう一度、触ってもらい、施術前と施術後どのように変化したか?確かめてもらいます。

「!!!!」
「え~~っ!へこんでる!わきの骨がよく触れる!すご~~い!」

わきの骨とは前面のウエストあたりにある骨盤のことです。
どうやら骨盤のねじれや股関節の痛みが改善されたことよりもお腹の変化の方が驚きが強かったようです(笑)

お子様連れで来られてもOKです!

Hさんはその後「カラダ全体も整えたい!」ということで産後の骨盤矯正をきっかけに2ヶ月に1回のペースで通院されています。

ちなみにHさんは、赤ちゃんを誰も見てくれる方がいらっしゃらないので毎回お子様を連れてこられています。

フジサワカイロプラクティックでは赤ちゃん、小さなお子様を連れてこられてもOKです♪

ぜひ、一緒にご来院してくださいね(^-^)

産後は骨盤だけでなく、骨盤や股関節付近の靭帯や筋肉も緩むため、Hさんのように股関節の痛みや違和感が出る方も少なからずいらっしゃいます。

産後、2ヶ月以上たってもこのような違和感や痛みが改善されないようでしたら整体・カイロプラクティックなどで産後の骨盤矯正を受けてみるのがよいでしょう。

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